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新作『二人囃子』の演目解説ページ

①「那須与一」(『平家物語』より)

平家物語でも最も有名な場面のひとつ。平家方の女官が船上で掲げた扇の的を、源氏方の若武者=那須与一がみごと、射抜く場面です。


静と動、祈り薩摩琵琶の奏法、節の豊かさ、面白さが網羅されており、琵琶の掛け合い、節のハーモニーなど琵琶デュオならではの工夫も満載です。


②「逢瀬」(『閑吟集』より)

日本の中世の歌謡集『閑吟集』より。遠く出稼ぎに出た夫といつになったら逢えるのだろうという切ない想いを、シルクロード的な節付けでお送りします。


③〜⑨「天夜の皇子」

後藤幸浩が生まれ育った熊本市西部に伝わる、元祖琵琶法師の伝説をもとにした創作。


古語、方言、現代語などさまざまな言葉、伝統的な節、それと相性のよいエキゾティックな節

さらに「万葉集」「百人一首」「梁塵秘抄」「観音経」からの引用なども加えた大作。

昨年4月の、熊本地震への供養でもあります。


⑩「弾琴」(詩=北村透谷)

明治時代、琵琶の本質をみごとにとらえた詩作を残した、北村透谷の作品に節付け。

赤ちゃんは琵琶の音色の先に何をみているのか

静謐な叙情にあふれた詩で、節・琵琶の奏法は薩摩琵琶の伝統的なものです。